一人の男性の感が、3才の男の子の救出につながりました。
男性は、山形県舟形町富田の農業・長沼亮介さん。
どんな、救出劇だったのでしょうか!!

概要
長沼さんは5月12日午前9時半ごろ、自宅近くの水田で代かき作業をしていた際、
隣の田んぼで男の子が遊んでいるのが目に入った。
そしてその15分後、男の子の姿が見えないことに気付く。
長沼さんは用水路に落ちたと直感した。
(長沼亮介さん)
「もうこれ(用水路)しかないと思った。ここに(男の子が乗ってきた)軽トラックがあったので辺りをトラクターで探したがやっぱりいないと思ってお父さんに電話した」長沼さんは警察にも通報。
そして、男の子の父親と、自分の父親の3人で、
手分けして捜索。
その結果、男の子の父親が700メートル下流の農業用水路で仰向けになっていた男の子を発見し救助した。
田植えの季節を迎え、用水路は水量が増え、流れも速く、
男の子が無事だったのは「いくつもの偶然と奇跡が重なった」と長沼さんは話す。
(長沼さん)
「男の子はサイフォン(地下水路)をくぐり、そこを息つきながら来たのかなと。すごい本当に奇跡」男の子は、川や地面の下に水を通す「サイフォン」と呼ばれる地下水路を通り抜け、大量の水を飲み、発見された時は低酸素と低体温の危険な状態だった。
地下水路に木の枝などの障害物があれば、男の子は引っ掛かり、発見が遅れた可能性もある。
(長沼さん)
「1分1秒でも遅れていたら大変だった。本当に良かったと思った」男の子は病院に運ばれ、4日間入院しましたが、命に別条はないという。
長沼さんは「改めて用水路の危険性に気づかされた。
この時期は流れが速いので特に気を付けてほしい」と話していた。
28日、警察から感謝状が贈られた。
長沼亮介さんは、「尊い命を救うことができ、心の底から良かったと思う」と語った。
感想
自分の直感を信じた、長沼さんの判断力と行動力、いくつもの奇跡が重なり、
尊い命が救われて、本当に良かったです!!
現代、社会は孤立化し、周りの状況にも無関心になりがちですが、
周りの状況に、目をむけ、見守り、心を向ける社会であり、
そんな私達でありたいですね!
救われた3才の男の子、これからも元気に育って欲しいです。